クマック:ティエバギの旧鉱山村を探索するクマック:ティエバギの旧鉱山村を探索する
©クマック:ティエバギの旧鉱山村を探索する|Oneye Production

ティエバギ鉱山

クマック

今日のニューカレドニアの鉱業といえば、ニッケルを思い浮かべるでしょう。しかし20世紀初頭、ティエバギ山塊でのクロムの採掘は、当時この鉱物の世界有数の産出地であったこの地域の様相を大きく変えました。ニューカレドニアの歴史遺産に登録されている旧クロム鉱山であるティエバギ鉱山は、クマックから20kmほど離れた場所にあります。地元では「雷山」と呼ばれるこの鉱山は現在、この地域の鉱業遺産を紹介する博物館となっています。ガイド付ツアーでは、住む人のいなくなった村や、1905年に世界第1位となったクロム鉱山の作業風景を見学することができます。息をのむような景色の中で、時を超えた旅をお楽しみください!

ヌメアからRoute Territoriale n°1を4時間半ほど行くと、鉱山に最も近いコミューン、クマックに着きます。ここからティエバギ村までは約20分。ヌメアからクマック行きのバスは本数が少ないので、レンタカーの利用をお勧めします。車を利用しない場合は、市町村間交通会社ライ(RAÏ)のウェブサイトでバスの時刻表を見つけることができます。また、鉱山跡を探索する唯一の方法は、ニューカレドニア北部鉱業・歴史遺産保護協会が主催するガイドツアーを予約することです(フランス語のみ)。

  • ガイドツアーの予約は、クマック・インフォメーション・ポイント(TEL: 42 78 42またはガイドのTEL:52 00 75)または市役所のウェブサイトで。
  • ガイドツアーの料金は2,500XPF/人、12~15歳は1,250XPF、12歳未満は無料。
  • ガイドツアーの集合場所はクマック市役所の駐車場です。
  • 集合場所までは各自で移動してください。
  • ツアーは木曜日と土曜日の朝8時から11時まで。
  • ヘリテージデイ(Journées du Patrimoine)またはクマック・フェアの期間中は特別ツアーが開催されます。クレジットカードでの支払いはできません。必ず現金をご持参ください。
ティエバギ鉱山で楽しみたいこと5選

1.鉱山の歴史に触れる

The Tiébaghi mine, a treasure of mining history
The Tiébaghi mine, a treasure of mining history
The Tiébaghi mine, a treasure of mining history

1964年に強制退去させられた鉱山労働者たちは、道具、機械、私物など、すべてを後に残しました。2001年にニューカレドニアの歴史遺産に登録された旧鉱山村は、大規模な修復と復元作業が行われ、当時の品々は現在、ティエバギ村にある改装された建物で展示されています。

2.旧鉱山村のガイドツアーに参加する

鉱山が発展するにつれ、採掘活動の周辺には村が築かれました。現在はゴーストタウンとなっている村にある改修された建物をガイドと一緒に見学すれば、当時の雰囲気に浸れるでしょう。豊富な説明パネルとガイドの解説で、学校、病院、パン屋、チャペルなどを発見することができます。

3.協会メンバーとの楽しいひととき

元鉱夫とその子孫で構成される旧鉱山跡地の協会組織は、建物の保護と歴史の継承に努めています。半日のガイド付ツアーでは、そこで暮らし、働いていた男女の生活を想像できるだけでなく、地元の生活について話すこともできます。この地域の複雑さと多民族性の豊かさにどっぷり浸りましょう!

4.息をのむような渓谷の眺めを楽しむ

ティエバギ鉱山へと続く蛇行した道を進むと、視界には息をのむような山の景色と美しい渓谷が広がります。神秘的な静けさに包まれたこの地域周辺には謎めいた雰囲気が漂っていますが、ティエバギの廃村に近づくにつれ別世界のような感覚が強まります。ツルハシと気力と水だけを武器に複雑な坑道を掘り、貴重な鉱石を採掘した鉱夫たちの労苦を深く理解することができるでしょう。深さ100mの巨大な採掘クレーターは、彼らの偉大な努力の証として目に見える形で残されています。

5.植物トレイルを散策する

北カレドニア鉱業・歴史遺産保護協会(ASPMHNC)は、山塊に生息する77種の固有植物を鑑賞できる1km以上の遊歩道を整備しました。酸化鉄が大地を黄土色に染め、一年中この乾燥した土壌で植物が生育してきたことを理解するのに、これほど適した場所はありません。ガイドツアーは一年中開催しています。すべての日程はオンラインダイアリーでご覧いただけます。

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