ニューカレドニアのイル・デ・パンにあるターコイズブルーのラグーン、ベイ・デュピの航空写真。ウピ湾、アイル・オブ・パインズ
©ウピ湾、アイル・オブ・パインズ|M. Dosdane

ウピ湾

イルデパン

イルデパンの雄大な湾といえばクト湾、オロ湾、カヌメラ湾も有名ですが、ウピ湾は間違いなく最もすばらしい湾です!しばしばベトナムのハロン湾と比較されるウピ湾には、まるで魔法のように浮かぶ隆起した大きなサンゴの岩があります。ウピ湾を楽しむなら、アウトリガー・ピローグに乗って穏やかな海をクルーズするのが一番です。打ち寄せるターコイズブルーの波とグリーンの水平線に癒されながら、クルーズ中にエイカメイルカに出会うこともよくあります。ニューカレドニアを象徴するこの湾の静けさに身をゆだねてください!

ウピ湾は小さなクトモ島の北、イルデパンの南東に位置しています。ヌメア・マジェンタ空港からエール・カレドニーが毎日運航、飛行時間は約30分です。ベティチョ社のフェリーも週に1~2回、2時間30分でこの島を横断しています。現地に着いたら、宿泊施設でピローグツアーを申し込むのが一番です。ツアーがB&Bやホテルを出発する時間を教えてくれるでしょう。それが不可能な場合は、観光案内所に直接連絡すればピローグ業者を紹介してくれます。エクスカーションの出発地点はサン・ジョゼフ湾で、通常は午前8時~9時の間に出発します。

  • 前日までに宿泊施設かピローグ業者でピローグツアーを予約する
  • ピッシンヌナチュレル(天然プール)への入場料として、1人200XPFを持参すること
  • 当日は、最初から水着で参加しましょう。到着後、潮が引きすぎているとピローグはビーチからかなり離れた場所に停められることがあります。この場合、太ももまで水につかる可能性が高くなります。またカメラやその他の持ち物が水に浸からないように注意してください!
ウピ湾で楽しみたいこと5選

1.サンゴ礁の間をセーリング

一生に一度は訪れたい地、イルデパン - 「海の宝石箱」
一生に一度は訪れたい地、イルデパン - 「海の宝石箱」
一生に一度は訪れたい地、イルデパン - 「海の宝石箱」

ウピ湾がベトナムのハロン湾とよく比較されるのは、湾内の透明な海からサンゴ礁の岩が顔を出しているからです。しかし、ここではすべてが穏やかで、数隻のボートだけでアリゼ(貿易風)に従って湾を航行していると、日常からの解放と安らぎを感じることができます。

2.伝統的なピローグでクルーズを楽しむ

壮大なウピ湾を楽しむには、伝統的なアウトリガー船「ピローグ」で航行するのが一番です。湾を横断する唯一の方法でもあり、この旅をさらに特別なものにしています。ピロギエ(船頭)の案内で、サン・ジョゼフ湾からウピ湾に入ります。珊瑚が隆起してできた大きな岩ターコイズブルーの水面から顔を出し、ナンヨウスギが湾を取り囲み、身をかがめれば海中にエイやカメを見つけることができます。

3.往復オプションで静かなひとときを楽しむ

ウピ湾のクルーズには2つのオプションがあります。ひとつはオロ湾で下船してピッシンヌナチュレル(天然プール)を目指すこと、もうひとつはピローグで出発地点に戻ること。ほとんどの観光客が最初のオプションを選ぶので、この場合、船に残るのがあなた一人になる可能性が高く、ウミガメやエイなどの水中生物の観察に最適です。

ご存知でしたか?

ピローグの構造は、代々受け継がれてきた長い伝統の賜物です。かつて木材の運搬漁業に使われていたこの船は、幹をくりぬいて作った主船体と、軽量の木製アウトリガーで構成されています。サン・ジョセフ湾には、昔ながらの方法でこのボートを作る小さな建設現場が残っています。ピローグは昔から、船体にはナンヨウスギにはパンダナス(アダン)の葉を使って造られてきました。

4.ウピ湾横断と天然プールの組み合わせ

1時間30分後、ピロギエ(船頭)はオロ湾のピッシンヌナチュレル(天然プール)へと続く小道の入り口である小さなビーチで乗客を降ろします(天然プールまでは徒歩40分)。帰りはミニバスが午後3時にル・メリディアン・イルデパンの近くまで迎えに来て、宿泊先まで送ってくれます。

ピロギエ(船頭)と先祖伝来の

技術について話し合う

ピローグで出発地点に帰ることを選んだ人は、船頭と過ごす時間が長くなります。会話を弾ませ、ピローグ作りの歴史や地域経済における役割、この島の代表的な工芸品を長老たちがどのように受け継いできたかを知る絶好の機会です。

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