象徴する動物たち
ニューカレドニア動物観察
ニューカレドニアカレドニア群島には種類豊富な動植物が生息しており、その多くは固有種です。多くの動物が、保護された自然の中で自由に活動する姿を見ることができます。ニューカレドニアは遠隔地であることと管理された観光政策のおかげで観光客はまだ少なく、同じフランス領であるアフリカのレユニオン島やカリブ海のグアドループ諸島と比べると5分の1程度です。このことは、動植物を観察するための大きなアドバンテージになります!滞在中、ぜひヌメアにあるミシェル・コルバッソン動植物森林公園とラグーン水族館を訪れてみてください。ニューカレドニアに生息する動物について、より詳しく知ることができます。
カメ
観察可能時期:通年/繁殖期:12月~1月ニューカレドニアでは5種類のカメを見ることができます。アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイ、オサガメ、ヒメウミガメです。一年中、シュノーケリングやグラスボトムボートで、ニューカレドニア中のラグーンでカメを見ることができます。特にお勧めのスポットは、 アメデ灯台、リフー島のロンガニビーチ、ブーライユのポエ、ヌメア近郊のシグナル島とラレニエ島、イルデパンのクト湾などです。ウミガメは南半球の夏(12月~1月)にラグーンの暖かい海で繁殖するためにニューカレドニアにやってきます。長い旅の後、ここで交尾をし、メスは卵を産むために砂浜に戻ってきます。ニューカレドニアにはアオウミガメとアカウミガメの南太平洋での主要な営巣地がいくつかあります。
ウミガメの赤ちゃん1,000頭のうち、生殖年齢に達するのはたった1頭と推定されています!
ザトウクジラ
観察可能時期: 7月中旬~9月中旬毎年6月から9月にかけて、ザトウクジラは休息と出産のために8,000km以上の距離を旅してニューカレドニアの暖かい海にたどり着きます。彼らとの出会いは忘れられない体験となるでしょう!この哺乳類は地球上で最も大きな動物のひとつで、黒っぽい体と下側の白く長い胸びれで簡単に見分けることができます。彼らを観察できるのはニューカレドニアのディープサウスです。ヌメアやプロニーからタクシーボートやカタマラン船クルーズに乗るか、カップ・エヌドゥア自然保護区にある観測所まで行くのが、彼らに会いに行くベストな方法です。
マンタ
観察可能時期:通年(特に2月~6月)マンタは翼を広げると7m、体重は2トンにもなります!この海の巨人は非常に知的で好奇心旺盛です。スキューバダイビングでは、運がよければマスクとフィンだけで出会うことができます。ニューカレドニア海域には一年中生息していますが、最も頻繁に出会えるのは2月から6月の間です。ヌメア近郊、ウベアのプレアデス諸島、イルデパンのウピ湾でピローグ船から、もしくはイルデパンからブラシ島とモロ島へのボートトリップで観察しましょう。
カグー
観察可能時期:通年カグーはニューカレドニアのシンボルです。絶滅の危機に瀕しているこの固有種の鳥は自然公園で捕食者から保護されています。保護活動のおかげで個体数が増え、カグーは徐々に森で自然繁殖しています。そのため、リビエルブルー州立公園や巨大シダの森公園では、この鳥を自然環境で観察することができます。カグーは飛べない鳥で、地上に巣を作ります!鳥類学専門家によるガイドツアーに参加すれば、カグーを見分け、鳴き声を聞き、その特徴について学ぶことができます。
豆知識:カグーは、地球に生存する、飛ぶことのできない鳥のひとつです!捕食者がいなかったので生き続けられました。
オオコウモリ
観察可能時期:通年飛行できる唯一の哺乳類であるコウモリはニューカレドニアに自然に生息しており、持ち込まれたものではありません。赤みがかった長い毛が特徴のアカオオコオモリ、クロオオコウモリ、ルセット・デ・カイユ、小型のルセット・ア・キューの4種が生息しています。グランドテールと島々に生息するニューカレドニアを象徴するこれらのコウモリは、非常に弱い生物として保護されています。実際、メスは年に1頭しか子供を産みません。コウモリは木の上や洞窟の入口、石灰岩の空洞などでその姿を見ることができます。
ニューカレドニアで開催された第14回パシフィック・ゲームズ2011のマスコットは、ニューカレドニアの人々に親しまれているジョエミーという名の青いオオコウモリでした。
トリコレイエ
観察可能時期:通年トリコレイエ(シマヘビ)は水陸両生のヘビで、陸上で休んだり産卵したり、海で餌を食べたりします。海中でも20分ほど無呼吸でいられます。黒と黄色、青、オレンジの縞模様で簡単に見分けられます。小島では石や木の根の間、海鳥の巣穴に隠れています。襲われることはめったにありませんが(非常に内気な動物です)、脅かさないように気をつけましょう。