デヴァ自然地区の乾燥林は、ニューカレドニア最大の乾燥林地域であり、他では見られない動植物の生物多様性の宝庫となっています。
西海岸はかつて乾燥した気候で育つという特徴を持つ乾燥林・スクレロフィル林に大きく覆われていました。しかし、現在残っているところは、さまざまな人為的活動によってその存続が大きく脅かされています。このユニークな生態系の消滅を避けるため、デヴァ自然地区の1700ヘクタールの乾燥林は自然保護区の一部となっています。デヴァの乾燥林は生物多様性に富み、自然地区の中心に位置しています。38種の鳥類と72種の植物が生息し、その多くはニューカレドニアの固有種と認められています。