ニューカレドニアのラグーンを眺めながら、ヴォーの中心部とマングローブの湿地帯の上空を飛ぶ。ハート・オブ・ヴォー
©ハート・オブ・ヴォー|Ben Thouard - The Explorers

ヴォーのハート

マングローブの中にある魅惑的なハート型の地形を見たことがありますか?「ヴォーのハート」として知られるこのユニークで不思議な地形は、ニューカレドニア北西部のヴォーにあります。有名な写真家ヤンアルテュス・ベルトランが自身の著書「“Earth from Above”(空から見た地球)」の表紙を飾ったことで世界的に知られるようになりました。今、あなたはこの自然の傑作を直接目撃するという夢を叶えることができます。飛行機でも、徒歩でも、4WDでの冒険でも、この場所へのアクセスは便利なだけでなく、訪れた人に自然への畏敬の念を抱かせます。 ニューカレドニア北部を訪れたら、この地域の豊かな文化と自然の遺産に触れてみてください。ニューカレドニアではよくあることですが、訪れた時にここにいるのはあなただけ、他には誰もいないかもしれません。

ヴォーのハートは一般公開されており、無料でアクセスできます。公共交通機関はこの人里離れた場所まで伸びていないので、個人ガイド付ツアーを選ばない場合は、レンタカーをお勧めします。ヌメアから風光明媚なドライブを4時間弱、約300kmの走行です。コネ地区に到着したら、ヴォーのハートに行くためのいくつかのオプションがあります。コネ飛行場からマイクロライトやジャイロコプターで飛行するすばらしい体験のほか、4WD(ガイド付または個人)でアクセスしたり、海抜700mの岬までハイキングに出かけることもできます。

  • ジャイロコプターアドベンチャーを選んだ場合は、飛行中のトラブルを防ぐために服のポケットを空にして、カメラはリストストラップで固定してください。
  • マングローブ中心部の最適な視界は天候に左右されるため、訪問前に天気予報を確認してください。
  • 最高の眺望をお望みなら、早朝出発をお勧めします。
ヴォーのハートで楽しみたいこと5選

1.カテパイック山へのハイキング

冒険好きな方にとって、この挑戦的なハイキングは、ヴォーのハートを満喫するのに理想的です。カテパイック山頂までの道のりは約2時間半で、赤いラテライトの土壌、山々、ラグーンの印象的な風景に囲まれたマングローブの中心の息をのむような景色を楽しむことができます。2本の川を使って方角を確認し、ハートを真正面に見てください。パノラマには、テマラ村、海沿いのデュロック峠、東のコニアンボ山塊が広がっています。標高400mの中腹にある展望台からは、それほどきつくない上り坂をお好みの方でも、すばらしい眺望を楽しむことができます。また、ガイド付でも個人でも、地元専門家のサポートを受けながら4WDで快適に探検することもできます。

2.ヴォーのハート上空のマイクロライトフライトト

ヴォーのハート上空を飛んで、爽快な開放感とさまざまな感動を味わう特別な体験をしましょう。空中でプロポーズをする人もいます。この忘れられない冒険は、コネ飛行場から出発します。料金は20,000XFP弱、45分間のフライトでは、ヤン=アルテュス・ベルトランの1990年の象徴的な写真を彷彿とさせる、ハートの最も魅惑的な眺めを楽しむことができます。ジャイロコプターはオープンコックピットで、飛行中のホバリングが可能なので、ラグーン、サンゴ礁ウンジョのブルーホール、そして有名なマングローブの息をのむようなパノラマを提供します。

サラ・カレドニアン・ドリームサラ・カレドニアン・ドリーム
©サラ・カレドニアン・ドリーム

ヴォーのハート上空でのフライトは信じられないものだったわ!人生で最も美しい体験のひとつ。そのときのことを考えるだけで、すべての感覚と感情がよみがえり、泣きたくなるの。

サラ・ディアワラ (「カレドニアン・ドリーム」より

3.ヴォーのコーヒー・エコミュージアム見学

村の中心、ヴォーのハート近くにあるヴォーのコーヒー・エコミュージアムは、19世紀後半に植民地化され、20世紀初頭にはコーヒー栽培で重要な役割を果たしたこの地域の歴史を紹介しています。歴史的建造物の中にあるこのエコミュージアムは、活動的な遺産保存協会によって管理されています。来館者は企画展を見たり、アラビカ・コーヒーの試飲をしたり、館内の売店で商品を購入することができます。

4.ウンジョのブルーホール上空を飛ぶ

コネ飛行場を出発し、ウンジョのブルーホール上空を飛行するという、またとない冒険に出発しましょう。水深200mのこの天然の穴は、保護区に指定されており、近づくことはできません。そのためマイクロライトやジャイロコプターで上空から眺めることが、その美しさを発見する唯一の機会です。ブルーホールのあるガトープラグーンには、多様な海洋生物が生息しています。晴れた日には、マンタ、マダラトビエイ、サメ、ウミガメ、ジュゴン(海の牛)に出会えるかもしれませんし、ガトープ環礁を取り囲む魅惑的なサンゴ礁の眺めは言うまでもありません。

5.マングローブを探検する

ヴォーのハートは、マングローブの湿地帯の中にある魅惑的な場所です。その縁に沿って散策すると、熱帯の泥土に生育する陸生型と水生型からなるユニークなタイプの森に出会えます。探検中、マングローブを含むさまざまな耐塩性植物に出会うでしょう。

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